開発技術
イオン液体法
イオン液体は、常温で液体の塩で、蒸気圧がほとんどないため、真空中でも蒸発しません。よって、試料内の水分をイオン液体に置換することで、試料を完全に乾燥させずに観察ができ、水生生物などの観察に適しています。また、イオン液体の導電性を活かし、SEM観察前処理の導電性付与剤としても利用されるようになりました。
① 試料を採取する。(状態によってエタノール固定、アルデヒド固定またはオスミウム固定します。)
② サンプルをイオン交換膜またはろ紙の上に置き、蒸留水で希釈した5%イオン液体を添加します。
③ 3〜4時間放置した後、余分なイオン液体を濾紙で吸い取り、素早く蒸留水で1〜2回洗浄する。ブロアーで良く吹き飛ばすと良い。
④ 乾燥させる必要はなく、このまま試料を載台し、走査電子顕微鏡で観察することができます。(場合によって金属コーティングを行って観察します。)
→豊岡公徳,若崎眞由美,武田紀子,佐藤繭子 「走査電子顕微鏡を用いた植物組織・細胞の新しい捉え方」 Plant Morphology 32 3-9
→DVD紹介ページへ
詳細はこちらの総説をご覧ください。
① 試料を採取する。(状態によってエタノール固定、アルデヒド固定またはオスミウム固定します。)
② サンプルをイオン交換膜またはろ紙の上に置き、蒸留水で希釈した5%イオン液体を添加します。
③ 3〜4時間放置した後、余分なイオン液体を濾紙で吸い取り、素早く蒸留水で1〜2回洗浄する。ブロアーで良く吹き飛ばすと良い。
④ 乾燥させる必要はなく、このまま試料を載台し、走査電子顕微鏡で観察することができます。(場合によって金属コーティングを行って観察します。)
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