正解!

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卓上走査電子顕微鏡(Hitachi)
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汎用走査電子顕微鏡(Hitachi)
解説:
電子顕微鏡は、光とガラスレンズの代わりに電子と電磁石を使って観察します。大きく分けて、走査電子顕微鏡(SEM)と透過電子顕微鏡(TEM)の2種類があります。走査電子顕微鏡は電子線を試料に当てて、跳ね返ってきた電子を検出することで、表面の微細な形を観察することができます。観察したい試料を出来る限り生きた状態に近い形態を保ちつつ、真空下で電子線を試料に照射して観察する必要があります。電顕観察法は半世紀前に開発され、その間多くの試料調製法が開発されてきましたが、新しい電顕、様々な試料に適した更なる試料調製法が必要です。私たちは、古典的な技術を行えるようにするだけでなく、新しい試料調製法の技術開発を行っています。
それら技術を用いて、大学や研究所等の研究者と共同研究を進めるとともに、アウトリーチ活動を行っています。

関連サイト:
・当ユニット顕微鏡室 
技術開発 SEM構造観察法
・日本電子(JEOL)やさしい科学
走査電子顕微鏡(SEM)
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寒天に生えたカビ
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解説:
パンやイチゴなどに生えるカビを走査電子顕微鏡で観察すると、団子状につながった胞子(菌糸体)を観察することができます。カビは、丸い胞子を飛ばして、どんどん増えていきます。
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この技術を活かして、大学や研究所などの研究者と共同研究を行い、様々な生物試料の走査電子顕微鏡像を撮影しています。例えば、奈良先端大 吉田博士らとの共同研究で、寄生植物の走査電子顕微鏡像が雑誌の表紙を飾りました。
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最近の高分解の走査電子顕微鏡は、ウイルスが見えるくらい拡大できるようになっています。

電界放出型走査電子顕微鏡(Hitachi)
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この技術を活かして、大学や研究所などの研究者と共同研究を行い、様々な生物試料の走査電子顕微鏡像を撮影しています。例えば、理研 生命医科学研究センターの本田博士・成島博士らと、マウス腸内で共生するセグメント細菌の走査電子顕微鏡像を捉え、科学雑誌Cellのweb版や、Natureの掲載論文の図として掲載されています(画像処理で色を付けて加工しています)。
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近年では、 スライドガラスなど板の上に載せた樹脂切片を、透過電子顕微鏡と同じような像を撮影できるようになりました。この切片をSEMで観察する方法、略して“切片SEM法” により、TEMよりも厚い樹脂切片を用いて、広域の電顕像を容易に得ることができます。また、3次元構築することもできるようになってきています。
関連サイト:
・当ユニット顕微鏡室 
技術開発 切片SEM観察法
・日立ハイテク SI NEWS
連続切片SEM法
・日本電子 
アレイトモグラフィー法による生物試料の三次元観察