正解!
解説:
バラの花びら(花弁)の表面を走査電子顕微鏡(卓上)で観察すると、山が連なっている様な突起が見られます。先端からワックスを分泌することで、花弁がスムーズに開くようです。
バラの花びら(花弁)の表面を走査電子顕微鏡(卓上)で観察すると、山が連なっている様な突起が見られます。先端からワックスを分泌することで、花弁がスムーズに開くようです。

光学顕微鏡で観察すると、下記のように赤いツブツブのように見えます。

ついでにバラの花びらの裏側を走査電子顕微鏡で観察すると、ツルツルです。機会があれば、手で触って見たり、水滴を垂らして見たりして裏と面の違いを確認して見てください。



実は、このバラの走査電子顕微鏡写真は、2016年1月にNHK Eテレ子供番組「みいつけた!」の「ミクロのクイズ」で、サボ先生(博士?)の問題に使われました。写真に関して全く説明がなかったのですが、子供にわかりやすように走査電子顕微鏡で撮影したバラの写真を画像処理により赤く着色しています。

ちなみに、水を良く弾くハス(蓮)の葉はどうでしょう?

ハスの葉の表を走査電子顕微鏡で観察すると、バラの花びらの表と同じようにトゲトゲの形をしています。

ハスの裏側はツルツルです。
ハスの表面には微細な凹凸構造があり、水をよく弾く仕組みになっています。上記の走査電子顕微鏡写真は、2012年「恋する地球ものがたり #48 ハスのチカラ」日本テレビにて使われました。