正解!担子菌です。


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左:シイタケのひだ(FE-SEM像) 中央:ブナシメジのかすがい連結、二核状態の菌糸(TEM像) 右:シイタケの隔壁孔(TEM像)

きのこは胞子の作り方で、担子菌と子のう菌に分かれます。食用きのこの大部分が担子菌類に含まれ、シイタケやブナシメジは担子菌になります。
子のう菌類のキノコで有名なものはトリュフ、漢方で知られる冬虫夏草などです。

写真の菌糸には細胞を区切る板状構造の隔壁がみられます。接合菌は原則として隔壁を欠くので、間違いです。子のう菌と担子菌は隔壁を有します。

隔壁には物質の移動などのために隔壁孔という穴が開いています。子のう菌では穴が開いているだけですが、担子菌では複雑な構造をしています。(写真右)
また、二核性菌糸の分裂の際に、菌糸の片側に膨らみを作り核の移動を行うかすがい連結という構造も見られます。(写真右下)

以上のことから、担子菌が正解です。
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